ズボラ雑記

本や映画などでかんじたこと、自分の解釈などを記録するためブログを始めました。

「アルジャーノンに花束を」忘れられないシーン

だいぶ前に見た映画ですが、今でも胸に残って離れないシーンがあります。

 

本筋としては、精神的疾患のある主人公が、科学の力で天才になり社会的地位を得る、という物語です。

 

忘れられないシーンとは、

 

 

天才となった主人公が訪れたパーティーで、それまでの主人公同様障害のある給仕係が、盛大にグラスの盆をぶちまけてしまうシーン。

 

パーティーに参加しているいわゆる「立派な人たち」が、それをあざ笑うんですね。

 

あたふたする給仕係を助けようとする人は一人もいないんです。

 

なんともいえぬ表情で、ただ一人手伝い始める主人公。

 

どれだけ成功を収めようと、肩書や名声があろうと、品格がなければみすぼらしい。

 

そう感じました。

 

思いやりですね。

 

時や場所を選ばず、人を選ばず、誰にでも誠実に、思いやりをもって接する。

 

そんなこと、本来誰だってできることです。

 

お金持ちだって、偉い人だって、貧乏人だって、誰でも持てる心なんです。

 

そんな風でありたいと、思うわけでした。